いらっしゃいませ。ようこそ函館朝市のホームページへ!

戦後の物不足時代から、函館市民の食生活を支え続けて来たのが函館朝市。当初は、市役所裏に近郊農家のおばさんたちが集まり、野菜を売る露店の市場でしたが、次第に膨張し、昭和32年(1957年)、現在の場所に移転。漁師が陸揚げされたばかりの魚を持ち寄ったり、乾物屋や花屋、衣料、日用雑貨などを扱う商人も集まって、北海道一の大市場と呼ばれる「函館朝市」が誕生しました。

今でも広いドームの中には、朝市の発祥当時を偲ばせる農家のおばさんたちが新鮮な野菜や旬の山菜を並べて客を待ち、函館弁が飛び交う素朴で人情味あふれる会話が楽しめます。

函館の朝は、ここ朝市から始まるといわれるように、朝市の人は函館一番の早起きです。まだ夜も明けきらない午前3時半頃には、裸電球の下に店を開く準備が始まり、時間とともに市場内徐々に熱気をおびて活気づき、威勢のいい売り声が飛び交います。朝早い時間は郷土料理店などの地元の仕入れ客。7時を過ぎると一般客で賑わってきます。旬の新鮮な味はもちろん、上物の塩干物を扱い、味にこだわる店が多いことでも評判。鮮魚などを扱う店は午前11時までにほとんど売り切れてしまうので、早めに訪れるほうが賢明です。

今も昔も朝市は函館の台所。見るだけでも楽しくなれる市場です。